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“また勝間さんが香ばしい事を言っているみたい。 先月の毎日新聞の「勝間和代のクロストーク」での勝間さんの提言は「論理的思考力育成する教育を」であった。 内容を読むと、現代の教育内容について事実誤認が酷す…”

また勝間さんが香ばしい事を言っているみたい。
先月の毎日新聞の「勝間和代のクロストーク」での勝間さんの提言は「論理的思考力育成する教育を」であった。

内容を読むと、現代の教育内容について事実誤認が酷すぎるのでちょっと指摘してみるテスト。

まず序文。知識偏重の例として日本史の教育方法を挙げている。以下引用。

| 例えば、私たちは鎌倉幕府が成立した年を「1192(いいくに)つくろう
| 鎌倉幕府」と教えられてきました。ところが、現在は、実質的には1185年ごろに
| 成立していたと教科書に載っています。だからといって「いいハコつくろう」と
| 新たな語呂合わせで教えようとするなら、従来型の教育と同じでしょう。

| 重要なのは「なぜ貴族政治がうまくいかなくなり、平氏政権そして源氏政権に
| 移ったか」という詳細な背景説明です。そうすれば「現代において、どのような
| 状況が起きれば、政権交代が生まれやすいのか」などという論理を歴史から学べる
| わけです。ところが、残念ながら、私はそうした論理を授業で聞いた記憶があまり
| ありません。

はて、と思って教科書を読み返してみる。高校時代に使用していた山川の日本史があればよかったのだが、残念ながらない。手元に高校時代の「第一学習社 新選日本史図表」が残っていたので、その中の武士成立の項を読んで見ると・・・

P42 に「武士団の形成」として律令政治崩壊&摂関政治展開の2点を基点に、武士団形成と台頭についてわかりやすくフローチャートが書いてある。勿論次のページには平氏政権成立までの説明があり「中央政界の対立関係解決に、武力が重要な役割を果たすことを証明した。以後貴族政権内部で武士が政治的発言権を得・・・」等と事細かにその原因と結果が説明されている。実際、僕は高校時代このとおり習った。

ちなみに中学向けの「新しい歴史教科書」もあるのだが、武士成立について「国司として地方派遣された下級貴族が土着化し~中央の政治不安定化に伴いその武力に目を付けられ~地方の反乱を征伐した源氏・平氏が徐々に台頭していく・・・」等と過程がちゃんと説明されている。

世界史は山川の教科書が保管されていたので読み返して見たが、フランス革命にしてもアヘン三角貿易にしてもちゃんとその原因から各利害関係者の動向から説明されている。高校時代を思い出すと、結構熱心に歴史の背景から流れを教えられていた。

ついでにセンター試験の内容を調べてみた。昨年度センター試験の日本史を調査した結果、年号を問う問題は10/70問(15%)。但し何れも年号そのものを問う問題ではなく歴史的事件の順序を問う問題であり、「歴史的背景」から「歴史の流れ」を理解していれば解ける問題である。その他は、歴史の整合性を問う物や歴史の因果関係を選択する物など、実に論理的な問題ばかりが並んでいる。

以上の「事実」から導き出される推論は。

1. 勝間氏の中・高の教師が年号ばかり教える残念な教師だった
→慶応中等部&慶応女子高のレベルに疑問が湧く
2. 勝間氏は年号以外の授業内容を聞き逃していた、もしくは理解出来なかった
→話の要点を聞けず、本質を掴めない人間として、勝間氏本人の資質に疑問が湧く
3. 提言の例は嘘でしたごめんなさい
→誘導的議論展開のためには作り話すら辞さない事が判明し、勝間氏本人の言論全般に疑問が湧く

さて、勝間氏は何れを正解と回答するのか。第四の回答があれば是非お伺いしたい。
#正解は「中学から大学までエスカレーターで(しかもアノ慶応商学部(笑))、本当は全くお勉強してませんでした」かな。それならそう言やいいのに。

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