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“おたがいを知って八年目に (よく知っていたと言っていい) 急に愛情がなくなった ほかの人たちが帽子かステッキをなくすように ふたりは悲しく思い 陽気にだましあった 何ごともなかったように キッスをして…”

おたがいを知って八年目に
(よく知っていたと言っていい)
急に愛情がなくなった
ほかの人たちが帽子かステッキをなくすように

ふたりは悲しく思い 陽気にだましあった
何ごともなかったように キッスをしてみた
そして顔を見あわせ 途方にくれた
すると しまいに彼女が泣いた そのあいだ彼は立っていた

窓から汽船に合図ができた
彼は言った もう四時十五分過ぎだよ
どこかでコーヒーを飲む時間だ

隣でだれかがピアノを弾いていた

彼らはその町の一番小さなカフェーへ出かけた
そして彼らのコーヒー茶碗をかきまわした
夕方になってもまだそこにいた
彼らは二人きりだった そして全然ものを言わなかった
そして まるっきりそのことが理解できなかった

即物的な物語詩 E.ケストナー (via solanin) (via urone) (via veadar) (via yangoku) (via sabotenbrother) (via jinon) (via konishiroku)
2008-10-31 (via gkojay) (via taichann, solanin-blog-blog) (via gkojax-text) (via edieelee)

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