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“森鴎外(本名;森林太郎)が軍医になるためにドイツに留学した時に、フランス語会話の教室である少女と出会う。彼女の名前はエリーゼ・ヴィーゲルト。鴎外と出会った時はまだ恐らく15才。鴎外は25才。鴎外は相手が10才年下の女学生だったので、適当につきあっていたようだが、エリスの方は真剣だったらしい。
そして、16才になったエリスは鴎外が帰国したすぐ後に、1888年9月12日に本当に2ヶ月ほどの長い船旅の後、日本に来てしまうのである!!
そして、鴎外の自宅で再会する。が、鴎外が留学している間に、森家では赤松海軍中将の娘と鴎外の結婚が決まっており、歓迎されるわけがなかった。
鴎外とエリスの再会の様子を、再現すると次のようになるだろう。
「林ちゃん、来ちゃった」
「エリス!!何しに来たんだ??」
「イヤ、林ちゃん。“森エリス”と呼んで。決まってるじゃない。あなたと結婚するためよ」
「何をバカなことを!君はまだ16才だろう?」
「16才はもう大人だから、あなたの妻になりたいのよ。」
(エリス、クルクルと回る)
「ほら、あなたが好きだったワタシのダンスよ。日本で“舞姫”にもなれるわ。裁縫だって出来るわ。あなたと結婚するまでずーっと日本で生活するわ」
「回んな、回んな!!金をやるからとっとと帰れ!」
「違うわ、林ちゃん。お金じゃないのよ!!」
「お前なんか知らん!勝手にせえ!!」
(鴎外、部屋を出て行き、障子をピシャリと閉める)
「林ちゃん・・・。さむい・・・」
「ひょうきん族」を見たことがある人ならわかると思うけど、さんまと紳助の「洗濯女」ふうだとこんな感じかな。
とにかく、エリスは歓迎されず、失意のうちに1ヶ月ほどの滞在の後、日本を去らなければならなかった。帰りの旅費は帝国陸軍が負担したという。
「新説 鴎外の恋人エリス」に出てくる、実際にエリスに会った鴎外の親戚は、彼女の印象を次ぎのように述べている。
「エリスはまったく善人だね。むしろ、少し足りない位に思われる。どうして、あんな人と馴染になったんだろう」
これは、東京帝大医学部卒でドイツに国費留学したほどの秀才の森鴎外と、16才の女学生、エリーゼ・ヴィーゲルトとの恋人関係というのが、当時の日本人には誠に不可解に思えたのだろう。
それでは、エリスが帰国した後、鴎外はすぐに彼女のことを忘れたのかというと、全くそうではないことがよくわかる。鴎外は親の決めた結婚をしたワケだが、それは、たった1年で破局を迎えた。最初の妻と再婚した妻との間に、5人の子をもうけたが、その名前は全て、於菟(おっと)、茉莉(まり)、類(るい)、杏奴(あんぬ)、不律(ふりつ)というふうに西洋風。やはり、相当な未練があったようだ。
だからこそ、小説「舞姫」を書き、「自分は己の出世欲のために少女を不幸にしてしまった」ということを告白したのだろう。”

森鴎外、「舞姫事件」の真実|freeml

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