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“エージングという言葉は、オーディオの鬼門です。多くの場合、信用されないでください。 新品の真空管には確かにエージングがあります。新品のスピーカーなどにも、エージングはありそうです。しかし、わざわざエージングの方法を模索するほどのものではありません。良いスピーカーは最初から良い音がするものです。エージングの方法をうたった商品などには、手は出さないほうがいいでしょう。方法などなくとも、三ヶ月も使えば十分なことです。 エージングについては神経質にならないほうがいいです。 品質が悪いから、音が悪いからこそ、セッティングが合っていないからこそ、エージングのせいにしていることが大半です。 問題はケーブルです。 ケーブルには、エージングは全くありません。皆無であると、断言します。エージングがないのですから、エージングの方法も、ケーブルには、全くありません。 トランジスタアンプにも、それほどエージングがあるとは思えません。クラウンD45のお客様のコメントを読んでいただければ分かります。それらのコメントの大半は、鳴らした途端に出てきた音です。 このコーナーの、「クラウンD45・コメント集(追加分)」の、7さん、10さん11さん(10さんと11さんは同一人物です。)からの報告を参照されてください。少なくともクラウンレベルのアンプには、エージングなど全くないことが判明しています。しかし当初は、7さんと10さんも音の変化を感じておられました。つまり、なんらかのエージングをアンプで体験されたということです。しかしそれは、アンプそのもののエージングではなかった、ということです。 さて、 当店はケーブル類を中心に扱っていますので、ケーブルにはエージングなど全く無いことを、熟知しています。2年使い込んだベルデン8412があるとします。新品に交換するとします。誰一人として、音の違いは感知できません。例外はあり得ません。全く同じ音なのですから、ケーブルのエージングなど、誰にも感知できようはずがありません。 にも関わらず、うまくいかなかった場合、エージングと皆さん言われます。本当はエージングなどではなく、方法としては、スピーカーケーブルの長さ調整や太さの選択などで、セッティングを緻密にしなくてはならない場面です。積極的に、自力で、又は、どなたかに相談していただいてもいいですが、とにかく縄目を抜けてください。 エージングという言葉、これは、自分がオーディオ屋の店員だったらと仮定してみると、分かりやすいです。自分がオーディオ屋の店員であると想像してみてください。今月の自分の売り上げを確保しなくてはなりません。でないと、給料が出ません。クビになることもあるのです。 100万円のケーブルを、お客様に勧めて売ったとします。オーディオ店の利益はおそらく40万円から50万円にも及びます。だからこそボロいと分かっていても、そのようなケーブルを、特に積極的に扱って、しかも積極的に勧めて売るのだろうと、想像しています。ところで、100万円のケーブルを買ったかたが、持ち帰ってアンプに接続してみて、ろくな音ではなかったと、返品を要求してきたとします。その時、自分が店員さんなら、どう言うでしょうか? 返品されては、40万円もの利益が、飛びます。 給料が減るかもしれません。ボーナスが減るかもしれません。いや、営業成績の悪い人は今月こそクビになるかもしれません。 エージングという言葉は、常に、買う側ではなく、オーディオメーカー、オーディオ屋、ケーブルやボロいアンプを売る側にとってこそ、とても便利な言葉です。 反面、買う側にとっては、おそろしいばかりの、オーディオの鬼門です。 「3年間エージングしなくては、真価が出てこないほど、それほどまでに、良いケーブルなんです!」 「3年間エージングしてみてください!必ずそのケーブルの良さがわかるはずです!鳴らせば鳴らすほど、音が良くなるのです!」 「安いケーブルと高いケーブルとの違いは、鳴らせば鳴らすほどエージングされて音が良くなっていくことです!」 もちろん、全部デタラメです。この悪知恵には、感心してしまいます。3年後には慣れてしまって、ケーブルではなく、人間の耳のほうがエージングされてしまう結果になります。その頃には良いも悪いも分からない、グツグツの状態に陥っているものと想像しますが、高かったのだから良かろう、エージングも済ませてあるのだと、同時に信じ込んでしまっておられることと想像します。 ケーブル店からは、その後、さらに悪質な追い打ちがかかるかもしれません。 お客様が、満足していないからこそ、不満だらけだからこそ、ケーブルがボロいからこそ、成立しそうなことです。 「良いエージング方法の装置があります。これにケーブルを接続しておけば、3年かかるエージングが、たったの1年で済みます。最高のケーブルの能力を、引き出してください!」 これは・・・、まさか実際にこんなことがあるとは思えません。 と、思いきや、まさかと思って調べたら、ケーブルをエージングさせる方法の装置が出てきました。価格は不明です。価格を知るのが怖いくらいのエージング装置です。 また、調べていたついでに、エージング済みのケーブルを売っているオーディオ店まで出てくる始末で、あっけにとられてしまった次第です。いったいぜんたい、オーディオの泥沼、ケーブル地獄は、どこまで深いのか? 少なくとも私の想像を越えていたということが、これで分かった次第です。 はっきり、ケーブルなどに、エージングはありません。これは真実ですから、肝に銘じてください。 ただし、音が変化した瞬間の、スピーカーの箱の鳴り、部屋の鳴りが、その変化についていかない場合があるでしょう。スピーカーの箱や部屋がなじむまで、しばしの時間があるかもしれません。それはエージングと言えるのかもしれません。他にはヘッドフォン、イヤホンなどもエージングがあるかもしれません。物理的に振動板を振動させて音を出しているものがヘッドホンやイヤホンなのですから、例えそれが短時間で済むものだったとしても、スピーカーと同じ理屈になります。 ただし、イヤホンなど、ただのイヤホンであり、エージングの事を考えるほどのものではないということは、明記しておかなくてはなりません。イヤホンやヘッドホンの振動板など、非常に小さなものであり、わざわざエージングせずとも、聞いている間に自然に終わる筈のものです。イヤホンやヘッドホンのエージング機械が存在するかどうかまでは知りませんが、あったとしたら、イヤホンやヘッドホンの世界もおそろしい限りです。(調べてみましたら、イヤホンやヘッドホン用のエージング用CDがありました!) それと、人間の耳の側のエージングです。これが大きいのです。耳が慣れてこなければ、音が激変した場合、はっきりした善し悪し、何が今起きているのかが、よく分からない場合があります。 これがエージングの、本当の正体です。 ですからエージングなどという、惑わしの「罠」にかかってはなりませんし、「落とし穴」に落ちてもなりませんが、その種のエージング(スピーカー、ヘッドホン、イヤホン等)につきましては、お客様と関わっていて、確かにエージングというものが、かなりの比重で存在していると感じています。 ただ、一晩経って朝もう一度聞いてみたら、もの凄い音だったので、飛び上がってしまった、というようなことも、お客様からの報告を受けたことがあります。部屋やスピーカーの箱やヘッドホン、イヤホンが一晩で変化するはずはありませんから、こればかりは、人間の耳の側のエージング、又は、深夜には、もうろうとしていて、耳が慣れておらず、分からなかったという例なのでしょう。 当店は、お客様に対して、エージングという言葉を使ったことは、ありません。 ケーブルのエージングについて聞かれれば、「ケーブルに、エージングはありません。」と、常に回答しています。”

エージングというデタラメ!・その異常性!を大公開!(オーディオ問題) (via uessai-text) (via salz) (via kondot) (via ethica) (via kyozyaku)
2009-10-22 (via gkojay) (via sw0oord) (via iymsts)

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